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転職活動がうまくいかないときにチェックするべき3つのポイント~本質は3つだけ~

 

転職活動をはじめたがなかなか上手くいかない。原因がどこにあるか分からない。このまま進めて良いのか不安。このような悩みは、転職活動をしていると常にありますよね。

そういった悩みに答えます。

 

 

 

■本記事のテーマ

転職活動が行き詰まるのには3つの理由があります。テクニック的な部分でつまづくこともありますが、そもそもの本質の部分についてお答えします。

 

■もくじ

1.「転職活動がうまく行かない」の理由3選!

2.「やりたいこと、やれること、やるべきこと」のフレームを常にチェック!

 

■記事の信頼性

大手人材会社で4年勤務。転職を経て、中堅企業での採用活動8年。約2500名の面接をさせて頂きました。転職希望の方の面接はもちろん、新卒学生さんの面接、アルバイトパートさんの面接など、企業の採用活動を全般的に行っています。個人的には、キャリアコンサルタントとしても活動しており、約200名の方のカウンセリングもさせていただいております。

 

1.「転職活動がうまく行かない」の理由3選!

結論として、転職活動がうまくいかないことの理由は大きく3つあります。

  1. やりたいことを追っている
  2. 業界・企業・仕事理解が進んでいない
  3. 自己分析が出来ていない

このどれかに当てはまっている事が多いです。どれにあてはまるかがわかれば、自然とどうすれば良いのかが見えてきます。でも転職活動真っ最中には、時間もなくチェックが難しいことも事実。本記事を参考に、突破口をみつけてみてください!

1.やりたいことを追っている

多くの方は、「やりたいこと」を追い過ぎて、転職活動に苦戦している場合が多いです。

 

それは、現在仕事をしていて、それでも転職したいという方は、転職するからには、今よりも何かしら「よくしたい」という気持ちがあるからです。

 

例えば、今、営業職についているが、どうも性に合っていない。転職するなら、もともとやってみたかったIT関係の仕事に就いてみたい。IT関係であれば、テレワークも出来そうだし、働き方も柔軟に対応できそう。このように考え、IT関係の仕事への転職を希望する方も多いと思います。

今の営業職で分かりやすい成果(例えば、営業成績がトップだったなど)があって、それがIT業界でも横展開可能(ポータブルスキルと言います)であれば、実現可能かもしれません。

ですが、営業がちょっと苦手で…という場合は、IT業界が未経験であれば、なかなか厳しい転職活動になることを覚悟する必要があります。当然、その仕事に応募する人は自分以外にもたくさんいるので、そういったライバルに「IT業界経験があり、営業活動も得意」のような方がいれば、負けてしまいます。

このように、「やりたい」「理想」をベースに転職活動を組み立てると、行き詰まる場合があります。

 

2.業界・企業・仕事理解が進んでいない

相手の事が良く分かっていない状況だと、相手に伝えるべき自身の強みが見つかりません。

それは、相手によって、自身のPRすべきポイントは変わるから。

例えば、「求める人物像」というキーワードをきいたことがありますよね。これは、もう少し説明を加えると

「私たちが募集しているポジションは○○です。○○で成果を出す為には、□や△などのスキルや経験が必要です。もっと言うと、□や△などのスキルや経験があって、◎◎といった実績を出したことのある人に来てほしいです。また、当社は20~30代の若手が活躍しており、自主的に仕事を進めることが求められる環境です。配属予定の部署はマネージャー含め10人の部署で、マネージャーの補佐的なポジション、将来的には部署を引っ張って行ってほしいと考えています。そんな当社で活躍できる人が、私たちの求める人物です。」

というように説明が出来ます。これぐらい具体的に求める人物像を理解すれば、おのずと何をPRする必要があるのかが見えてきます。

 

また、これは会社ごとに変わるので、受ける会社が10社あれば、10通りの「求める人物像」があります。これを整理するのは割と大変ですが、転職を成功させるには必要なことですね

 

3.自己分析が出来ていない

そもそも自己分析が出来ていなければ、自身の事を伝えることは出来ません。

転職活動では、

自己分析=”自分という「商品」のセールスポイントを見つける取り組み” 

とイメージしてください。セールスポイントが分かっていなければ、商品のPRは出来ません。

例えば、「スマートフォンのセールスポイントを5つ話してください。」と言われて、パッと出てきますか?すぐには出てこないと思います。もちろん、携帯ショップでスマホを毎日販売している人は、他のスマホとの違いなどもすらすら説明出来ると思います。これは、商品分析が出来ているからです。

転職活動は、自分という商品を「売り込む」活動です。なので、自分という商品の分析が出来ていなければ、当然、売り込むことは出来ないですよね。

自分の事だからわかっているというのはウソで、自分の事だからこそ「わかっていない」と認識し、取り組む必要があります。

また、自分のことを分析するのは実は難しいです。スマホは自分ではないので、分析しやすいです。つまり、自分以外の誰かに、自分を分析してもらうと、客観的な評価としてよりリアルな分析が出来ます。(自身では納得の行かない評価もあるかもしれませんが、それが事実と理解しましょう)

 

2.やりたいこと、やれること、やるべきことのフレームを常にチェック!

これまでの内容は、ある1つのフレームに基づいて、執筆しています。

それは「やりたいこと、やれること、やるべきこと」というフレームです。

 

転職活動は、この3つの項目のバランスが取れると、成功すると言われています。

どれか一つでもバランスが崩れるとうまくいきません。

 

やりたいこと=自分の希望、理想など(希望業界、希望の年収なども含まれます)

やれること=自分が今できること、提供できる価値

やるべきこと=人材を募集している企業が行って欲しいと考えている仕事

 

実は、3つ出しているのですが、採用目線で考えると、

「やれること=やるべきこと」の2つをチェックしています。

つまり、「ウチの仕事」が出来る人であれば、採用となるのです。

ウチの仕事が応募者にとっての「やりたいこと」であるかは、実はそこまで重要ではないのです。※とにかく仕事に就かないといけないという方は、この2点に集中してください。

 

時々いますよね、「この仕事は特に好きではない」と言いながら、めちゃくちゃ成果を出している人。その人にとっての「やりたいこと」でなくても、「やれること=やるべきこと」であれば、企業目線で考えるとOKなのです。

 

とはいえ、転職活動では「やりたいこと」を追って行きたいですし、「今よりも良くしたい」と考えて、こだわってしまいますよね。転職活動をする人からすると「やりたいこと」が最重要なのです。

なので、「やれること」「やるべきこと」に目が行きにくくなり、バランスがくずれてしまう事が多いのです。

 

転職活動がうまくいかないな~と感じるときは、「やりたいこと、やれること、やるべきこと」のフレームに立ち返ってみてください。きっと突破口がみつかります!

本質はこの3つだけです。もちろんテクニック的なところでうまくいかないことも多いですが、本質からずれているとテクニックがが使えても本末転倒です。まずは本質のチェックを行い、それでも原因が見つからない場合は、テクニック(伝え方)にも目を向けてみてください。

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